矢沢永吉に学ぶ成り上がりマーケティング読了~永ちゃんは超一流経営者だった~

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矢沢永吉さんの伝説、特にビジネスの感覚について知りたくて、名古屋の税理士さんが書いた「矢沢永吉に学ぶ成り上がりマーケティング」に辿りつきました。

矢沢永吉さんの税理士さんで矢沢永吉さんの裏側まで知っているのかと思ったら、いちファンの方でした。

35年追いかけているのだとか。

Amazonを見ると、矢沢永吉の名前を利用して薄っぺらい本書きやがってと矢沢信者の方からお怒りレビューも入っていました。

ごもっとも。

でも、私としては初見のことも多く、楽しく読めました。

内容としては矢沢永吉さんがいかにファンの人に長く愛され、ロックスターというビジネスを成功させているかの紹介。

根本としては矢沢永吉さんが人間として魅力があり、矢沢永吉さんがファンを楽しませ、大切にしているかということになります。

その一例として、矢沢永吉さんのライブでは特攻服での入場は禁止。

飲酒も入場禁止にしています。

これははじめて知りました。

矢沢永吉さん以外のライブで特攻服を禁止にしている、飲酒を禁止しているというのは聞いたことがありません。

矢沢永吉さんのライブ会場では過去にケンカが起きることがよくあったとか。

そういったことがなく誰もが楽しめるライブにしたいという気持ちからの措置のようです。

「酒なんかなくても俺の歌で酔えるだろ」

飲酒禁止にしてからのライブで矢沢永吉さんはステージで語ったそうです。

そりゃあ惚れるでしょう。

 

矢沢永吉さんはロックアーティストが事務所やプロデューサーに必要以上に搾取されている現状に憤りを感じ、CAROLを解散、矢沢永吉としてやっていく時からロックアーティストの権利を強く主張してきました。

ステージもグッズ販売もすべて矢沢永吉さん自身が管理しています。

お客さんの声にもよく耳を傾け、ステージ作り、アルバム作り、グッズを制作。

時にファンの人たちの想像を超えるような伝説をつくることもします。

いい意味での裏切りですね。

矢沢永吉さんはメイクレジェンド(伝説つくり)の天才と言われています。

自己プロデュース力に長けた人なんですね。

ディズニーシーで最初に歌ったアーティストであり、チェコのナショナル・シンフォニー・オーケストをバッグに歌ったり、スカイツリーの地上350メートルの展望デッキで最初に歌ったのも矢沢永吉さんでした。

この本の中では矢沢永吉の成り上がりマーケティングには5種類の客がいるとしています。

①見込み客

矢沢永吉に興味はあるという人でまだ客にはなっていません。

②1回客

1回ライブに来たお客さんですね。

③リピート客

1回目のライブが気に入ってもう一回来たお客さん。

④ファン客

複数回ライブに来たり、グッズを買っている熱心なお客さん。

⑤信者客

矢沢永吉のライブがあれば必ず行く。グッズが出れば必要かどうかは別にして必ず買う。周囲に矢沢永吉の魅力を伝え、ライブに誘うような人です。

矢沢永吉さんが実際、こんな風にお客さんを種類わけしていたり、意識しているかはわかりようがありませんが、確かに矢沢永吉さんには熱心な信者の方が沢山いることはよく知っています。

特に矢沢永吉さんの場合はその信者歴が長いのが特長ですね。

50過ぎた人が小学生の時から好きでコンサートには欠かさず行っているという人にも会ったことがあります。

部屋に入ると部屋中が矢沢永吉さんのグッズだらけという人もいらっしゃいました。

最終的には矢沢永吉という人間の魅力ということに尽きて、確かに商売上手な部分もあるかもしれないけれど、それ以前の話じゃないかとも思えてしまいますね。

矢沢永吉さんの私からして関心するのは発売しているアーティストグッズがファンが欲しがりそうなもの。

使いたくなるものだということです。

私が知っているアイドルのグッズの中には、お前ら信者だからこんなものでも買うんだろ?!と運営にちょっとバカにされているような気になるものもあったりしてゲンナリすることもあります。

そういう意味では矢沢永吉さんはマーケティングばっちり。

ファンの気持ちに寄り添っているってことになるんでしょう。